フリーランスが自分のウェブサイトを作るときのポイント【メリットも解説】

フリーランスとして働く人なら、仕事用にウェブサイトを作ろうと考えたことはないでしょうか?
ウェブサイトなんて必要ないのでは?
と考えているなら、それは非常にもったいないです。
フリーランスがウェブサイトを作ることで、大きく飛躍する足掛かりになりますし、仕事の獲得もずっとラクになります。
目次
フリーランスが自分のウェブサイトを作るときのポイント
「フリーランスはウェブサイトを作った方がいい」と言っても、何でもいいから開設すればいいというわけじゃありません。
しっかりポイントを押さえた制作をしなければ、そこから仕事につなげることは難しくなります。
ここでは、フリーランスのウェブサイトに欠かせないポイントと注意点についてお伝えします。
ブログの開設は必須
フリーランスがウェブサイトを作るなら、ブログの開設はもはや必須です。
それもアメブロなどの無料ブログサービスではなく、独自ドメイン+WordPress(ワードプレス)を利用しましょう。
ほとんどのフリーランスにとって、ネックになるのは安定した集客です。
集客のためにはコンテンツを充実させることが不可欠ですが、ホームページはコンテンツを拡充しづらい構成になっていることが多いです。
規模の大きな会社とかであれば提供するサービスが多岐にわたり、それを紹介するページを作るだけでもなかなかのボリュームになると思います。
でもフリーランスの場合、そこまでたくさんのサービス展開は現実的ではありません。
そのため、「サービス紹介」などのせますぎるテーマに縛られず、自由にコンテンツを増やしていけるブログは最適なわけですね。
「何をしてきて、何ができるのか?」をしっかりアピール
クライアントが発注すべきかを判断するには、以下のようなことを重視します。
- これまでどんな仕事をしてきたのか?(実績)
- どんなものを制作できるのか?(スキルレベル)
つまり、「サービスの品質」です。
それを具体的にイメージしてもらうには、自分が過去に何を作った・どんなことをしたというのを見てもらうのが近道ですよね。
大切なのは、自分のストロングポイントに合わせて見せ方を演出するということです。
制作実績が豊富にあるデザイナーなら、制作実績をアーカイブするだけでもいいコンテンツになります。
マーケティングに強いなら、ある案件のリサーチやペルソナ設定などの過程をケーススタディとして紹介するのもいいでしょう。
もし実務未経験とか、今後獲得していきたい仕事に合致するような実績がないという場合には、プライベートの制作物などを掲載してもいいです。
実績という面では弱いと判断されることもあるかもしれませんが、少なくとも「どんなものを作れるか?」は伝えることができます。
勘違いしやすいポイントですが、表現すべきは他者よりいかに優れているかではなく、「何が自分の魅力・強みであるか」です。
他者と競おうとすれば、必ず価格競争に巻き込まれます。
それを避けるためには、自分の見せ方(魅せ方)で差をつけていく思考が重要になります。
プロフィールは超大事
「サービスの品質」と同じくらい重要視されるのが、その人のキャラクターや人間性です。
フリーランスに限らずですが、この社会には他人に配慮できなかったり、むやみに攻撃的だったりする人が少なからずいます。
またクライアントからすれば、納期になって「できませんでした」と言われるのは大きなリスクです。
そのため、ユニークな経歴や職歴だけでなく、誠実さ・丁寧さも強力な武器になります。
フリーランスに限らずだけど、言わなくていいこと言って相手を不快にさせたり、逆に言うべきこと言わないでトラブルに発展させたりする人ってけっこう多い。
だから誠実な対応ができるって実はものすごいストロングポイントで、それも含めてその人の実力。 https://t.co/a6KQIAcrW3
— 柴田竹思@Bamboo Works (@bambooooooo0116) June 20, 2020
プロフィールには経歴だけでなく、自分が大切にしている考え方や理念についても書いておくことをおすすめします。
そうすることで自分の人間性を知ってもらうことができますし、それを見て依頼してくれたクライアントは、はじめの段階からすでにあなたに好感・親近感を持っているという、もっとも仕事しやすい状況を作ることができます。
フリーランスがウェブサイトを持つ3つのメリット
次に、フリーランスがウェブサイトを持つメリットについてご紹介していきます。
人脈ができる
フリーランスは主に、案件獲得を目的としてウェブサイトを開設します。
しかし実は、ウェブサイトを持つことでそれ以外の人脈も広がっていきます。
一番大きいのは、同じフリーランスとして働く人とのつながりができることです。
そうすると、その人たちの紹介で案件を獲得できたり、また自分が手いっぱいのときにヘルプをお願いできたり、苦手分野の案件を紹介できたり、建設的な関係を構築することができます。
またSNSをからめて運用していくことで、さらに人脈形成を加速することもできます。
Facebookはリアルでの付き合いを重視する風潮がありますが、Twitterは面識のない人とでもわりと気軽につながることができます。
気になる人がいたら絡んでみるのもいいですね。
お客さんが向こうから来るようになる
ほとんどのフリーランスにとって、一番しんどいのが集客です。
しかしウェブサイトを作り込むことで、お客さんが向こうから来てくれるという仕組みを構築することが可能です。
先ほどお話しした「過去の実績」や「プロフィール」などのコンテンツが用意されているのが前提ですが、それを見た人が「この人に頼みたい」という気持ちになった状態で連絡をくれるようになります。
フリーランスにとってみれば、これほど仕事の進めやすいコンディションはないわけです。
ウェブサイトを見たお客さんは、あなたの大事にしている考え方やあなたのサービスの内容を理解した上で来てくれるので、基本的に摩擦が起きることがありません。
そうなると一度きりの依頼に終わらず、その後もリピートして頂けるケースが出てきます。
こうした関係をいくつも構築していくことで、将来的には集客に必死にならなくても事業が回る状態を作り出すことができます。
価格を上げられる
ウェブサイトから連絡をくれるお客様は、基本的にあなたにいい印象を抱いている可能性が高いです。
興味がない・依頼したくないのであれば、そもそも連絡をくれるわけないので。
そのため、価格の面で買い叩かれることはなくなるでしょう。
フリーランスが価格で勝負せざるをえなくなるのは、競争相手がたくさんいる場所でわざわざ勝負をするからです。
自分しかいない場所(=ウェブサイト)へお客様の方から来てもらえば、そもそも価格で競争する相手がいなくなります。
もちろん、お客様の予算の都合もあります。
しかしその場合でも、自分に過度の負担がかかるような事態は避けらます。
あまりに法外な価格はどうかと思いますが、自分の労力や提供するサービスの裏にある「これまで積み上げてきた経験・スキル」などを判断して、適正な価格を設定しましょう。
まとめ
以上、フリーランスがウェブサイトを作るときのポイントとメリットの話でした。
忙しいとついつい後回しにしてしまいがちですが、フリーランスをやっていれば「急に仕事がなくなった!」という経験も一度や二度はします。
そういうときに強い味方になってくれるのが、ウェブサイトです。
できるだけ早いうちから、コツコツ作り込んでおきましょう。