フリーランスになるために勇気は必要ない。退路を確保してとりあえずはじめよう!

「フリーランスになりたいけど勇気が出ない……」
自分の好きなこと・得意なことを活かせるフリーランスという働き方にワクワクする反面、
- 仕事・収入が不安定
- 社会的信用が低い
- 将来が不透明
というような理由で、フリーランスになることをためらってしまう人もいます。
今回は、そんな人の悩みを解決する方法をお伝えしていきます。
目次
結論:退路を確保し、とりあえずフリーランスをはじめてみよう
結論から言ってしまえば、「退路を確保して、とりあえずフリーランスとして稼ぎ始めましょう」ということになります。
ハッキリ言って、「勇気の出待ち」なんて時間の無駄でしかありません。
フリーランスになるには、
- 勢いで始めるか
- ビビりながら始めるか
の2択だけです。
独立するために十分な勇気が出るまで待っていたら、いつまで経っても踏ん切りはつかないでしょう。
僕はアフリカにいたときに「あ、フリーランスになろう」と思い立って、そのまま100%勢いだけでフリーランスになりました。
しかし正直、勢いでフリーランスになるのは、戦略が不十分なことがほとんどなのでおすすめしません。
実際に僕も一度目はしっかり失敗して、自動車工場で期間工やるハメになりました。
そもそも、フリーランスという生き方に魅力を感じつつも現実的なリスクを想定してしまう、そういうまともな思考力のある人ならビビッて当たり前です。
だから、たとえ会社員のうちにどれだけ下準備したって、まったく不安もなく独立できる人なんていません。
不安はあって当たり前。
でも、その不安を勇気だけで乗り越えようとするのは効率が悪すぎます。
不安をできる限り少なくするには、退路の確保がもっとも重要
フリーランスになるのが不安というのは、つまり「失敗したら人生詰むんじゃないか?」と考えているということです。
それなら一番に考えることは、「詰まないための対策」ですよね。
だから、退路の確保がとても大切になるのです。
よく、
- 退路を断つことで自分を追い込め
- リターンを得たければリスクを取れ
みたいなことが言われますが、僕は無駄に自分を追い込む必要も、取らなくていいリスクを取る必要もないと思っています。
フリーランスになるのに失敗したとき、誰かが責任と取ってくれるわけはありません。
失敗したツケは、自分で払うしかないのです。
だったら、自分でマネージメントできる範囲で戦略を立てるのが、もっとも確実かつ現実的な方法です。
また、リスクを取ることで力を発揮できることもありますが、不安が解消されることで安心してやるべきことに集中できる、というのもまた事実です。
- 前にいた会社に戻る
- 地元に帰ってやり直す
- 友人の会社でお世話になる
など「ダメだったときどうするか?」という、現実的で生存確率の高い「逃げ道」を用意しておきましょう。
そうすることで、勇気なんてあてにならないものに頼らなくても、フリーランスとしてスタートできます。
フリーランスの不安は、稼げば小さくなる
フリーランスの不安って、突き詰めるとそのほとんどが「お金」に関することです。
だから、
- フリーランスとして稼ぐ
- 稼げるという自信を積み重ねる
- クライアントを稼がせる経験をする
ことで、不安は小さくなっていきます。
つまり、フリーランスの不安を小さくするには、「稼ぐ」ことにフォーカスするのが効果的なのです。
フリーランスは、少ないリソースをどう分配して稼いでいくか、つまり「いかに効率よく稼ぐか?」という思考が必要不可欠です。
自分のスキル、時間、体力をどう使えば、より大きな成果を上げられるかを考えましょう。
特にスキルについては、「稼ぐために必要な」という視点で考えると、身に付けるべきスキルが見えてきます。
エンジニアなら、高いプログラミングスキルがあれば収入が青天井で伸びるかといえば、そんなことはありません。
デザイナーなら、洗練されたデザインセンスがあれば仕事に困らないかといえば、そうでもないです。
大事なのは僕たちがフリーランスとして出会うすべてのクライアントが、「稼ぐために」ビジネスをしているということ。
自分が稼ぐため、そしてクライアントが稼ぐために、自分はどんなスキルを身に付けるべきか?
そう考えれば、単純にプログラミングだけ、デザインだけ追求すればいいというわけではないのが分かります。
思考停止すると勇気が必要になる
勇気で乗り越えようとするのは、そこに十分な戦略や計画がないからです。
言い換えれば、思考停止しているから勇気が必要になってくるわけです。
どれだけ勇気があればフリーランスになる決断ができるのか? なんて分かりません。
でも、
- ダメだったときの逃げ道
- 身に付けるべきスキル
などを考えていけば、フリーランスとして活躍している自分がイメージできるようになってきます。
「フリーランスになる勇気が出ない……」という人は、まずは逃げ道を用意するところから始めてみてください。